自動車エンジニアにIT技術を持った人の求人が出てきている
自動車エンジニアに求められているものは、これまではエネルギー関連の物理学だったり、機械工学だったりが相場でした。もちろんオペレーティングリサーチとか生産技法とかの分野など変り種もありました。しかし最近台頭してきているのがIT技術です。現在自動車にはすごい数の配線が内包されています。すべてネットワークで結ばれていて各機器がコンピュータ制御で同時に動いています。つまり自動車を走らせる技術にITが欠かせなくなってきているのです。自動車企業の求人にもITエンジニアの需要が出てきています。昔を思うと時代の変化に唖然としてしまいます。いまではジェット戦闘機の技術をフィードバックしている部分もありなかなかエキサイティングなことになっています。走るIT機器というものになりつつあるのです。
自動車を制御するシステムのキャパシティ管理は、自動制御システムを安定稼働させるために重要なポイントとなります。システムリソースの不足による危機的事態を回避するためには、リアルタイムのシステム負荷状況の把握が必要になります。まずはシステム開発においてモニターを行い自動制御システムの動作を注視していくことになります。システムリソースの使用予測を行うとともに、結果としてどのような負荷が発生しているか見ていきます。負荷を見ていく対象としてはCPU、メモリなどの記憶装置、信号ケーブルの使用率など多岐に渡ります。必要があればシステムリソースを増やすことをしなくてはなりません。キャパシティ管理のため監視をして、それらのシステムリソースの使用状況が複合的に関係する複雑系の状況から問題を見つけ出すのです。
このような作業が自動車の開発に必要になってくるのです。テストではシステムの限界に達することもあり、なかなか気が抜けません。また前例のない多面的な分析を行うことが要求される事案もあるでしょう。それだけに先端をいく分野でもありますので、やりがいが感じられることでしょう。
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